60過ぎても人生これからだ!雑記ノート

60年生きてきて、感動した小説・感動した風景・出来事など思い付くままに紹介していくつもり

グーグルマップ

午前中、映画「ある町の高い煙突」を鑑賞してきた。

新田次郎の小説を読み、映画も上映されると知り、前売り券を買って今日ようやく見ることが出来た。

感想を言えば、原作の方が良くできていた。

映画では時間の制約があり、どうしてもエッセンスだけ抽出して脚本が出来上がった感がある。もう少し丁寧な描写があればと感じた。

 

先日、人生の足跡をグーグルマップで辿ってみた。

生まれた場所、幼少時に預けられた親戚の家など、巡ってみてつくづくと感じてしまった。あれだけ活気があり・家族があり・家があり、永遠に続くと感じていたすべてのものが、朽ち果て・なくなり、高層ビルにとってかわられていた。

そこに居た主たちも、亡くなり・土地を離れ・行き先もわからない。

我が家もいずれはそうなる。

でも我が家だけは、私は、今からでも、もがいてでも、生きた証をとどめたい!

今をどう生きるか

60代ってこんなに重たいとは、想像もしてこなかった。

 

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飯能近辺

 

野菊の墓

小説を読み始めた当時昭和40年代、私の知る町の本屋では、小説と言えば岩波文庫しか?なかったような記憶がある。

当時は何でもなかったのだけど、今では「字が小さすぎて読めない!」と、どこかのCMのようなことになってしまう。

現在は書店も大きくなり、日本の沢山の作家の書物が並んでおり、見て回るだけでも時間を費やしてしまう。

 

日本の悲恋の小説と言えば、伊藤左千夫野菊の墓」。

時代背景が現代とはかなり違うが、叶わぬ恋に涙を禁じ得ない不朽の名作だ。

たしか矢切の渡しで、帝釈天から反対岸がゆかりの地だったような、間違いなら御免。

 

永く人の心に残り、読み継がれる小説を書きたい。

挑戦していこう!!

 

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千葉県松戸市

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憧れの女性像

「狭き門」で小説の虜となってからは、主に恋愛もの・郷愁漂うものを探し読みあさってきた。

なかでも、ツルゲーネフの「片恋」の叶わぬ恋を読み、少女アーシャを当時同級生だった女子に重ね合わせ、永い間、自分の憧れの女性となってしまった。

ショートヘアの活発で明るく、でも内面に秘めた憂愁が瞳に宿る、そんな女性が自分の憧れの女性となり、それはイコール同級生の彼女。現実と想像がごちゃまぜで、14歳頃から永い間とりつかれていた。

しかしそんな夢が一瞬で覚める出来事があった。

40歳過ぎに行われた同窓会。

理想としていた面影はなく、当たり前のことだが、そこに居たのは中年のおばさん。

重ね合わせていた像が、あっけなく崩壊し、永い間の呪縛を解かれ、かえってすっきりした思いを感じた。

更に年月を重ねた今は、どんなふうになっているのやら。

 

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内房線五井駅から

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小説を読むようになったきっかけ

中学2年生の時、担任の大塚先生から言われた一言がきっかけで、小説を読むようになった。先生は「毎日新しい本が出版されています、本との出会いが考え方に大きな影響を与えますよ」との趣旨の言葉だった。

 

さっそく近くの本屋(瓢箪山の小さな書店)で買って読んだ本が、ジッドの「狭き門」

衝撃を受けた!感動した!

多感な頃、自分が主人公になった気持ちになり、嘆き悲しんだり、心が震えた。

この日から自分の理想の女性は「アリサ」になってしまった。

 

確かこの頃は、世界の純文学が書棚(小説)のメインを占め、日本の新進作家のものは置かれてなかったと記憶しているが。。。

 

ここから様々な小説を読み始めることになったが、良い本との出会いは本当に素晴らしい!

若い方々が良い本に出会い、人生に花を添えて行ったなら、きっと素晴らしいと思う今日この頃。

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大泉学園南口からの1枚

 

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自己紹介

悩みに悩んで60歳定年退職を選択し早や10か月..........

練馬区在住の今の生活や日々の苦闘を、少しづつ紹介していく予定。

それと、45年前の中学2年生頃から書き綴った思春期の日記を紹介しながら、当時考えてたことや、今振り返りどんな思いをもっているかなど、自分以外にまったく興味がもてない様なことなども書き綴っていきたい。

身近な風景を切り取って、文面に花を持たせたいと、写真にも挑戦していく予定。

そして人生に影響を与えた小説も紹介します。

 

第2の「doronnko-life」、スタート!!

 

わが故郷、東大阪市枚岡近辺から見た大阪平野

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